ハコボレ日記

演劇企画ハコボレ 前田隆成のこぼれ話

第参回ハコボレ落語研究会を終えて。

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 第参回ハコボレ落語研究会を終えて。三日がたってしまいました。本番が終わるとどっと寝込んでしまうため、交信が途絶えておりました。真夜中の更新です。3月13日と14日の2日間という儚い時間を終えました。ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。今回も皆様のおかげで幸せに終えることができました。

 

《落語から演劇へ》

 私のやりたかった事がまた一つ実現できました。阿倍野長屋に立ち込める線香と煙草の香り。落語の『反魂香』独りで高座に上るのは、毎回新鮮な気持ちになります。お客様の空気を存分に感じて、一人で持たせる。それは確実に演者としての力になります。信じれるものが増えていく。そんな感覚です。

 演劇の『たちきり』落語の後に中入りを挟むことなくそのまま演劇へ。落研の小畑の元へ、高校時代の漫才の相方。芸人の鍛冶山が金を借りに入って来るところから始まる芝居。過ぎた昔を語り合い、漫才を通してお互いの本質を改めて知る。漫才のシーンは俳優の岩田と大阪城公園で何度も稽古をした。お客様を笑顔にできた事はやはり嬉しい。好きが転じて二人芝居の中に言葉とした落語の題の数々「真田小蔵」「片棒」「包丁」「三年目」「死神」「品川心中」「明烏」どれも好きな噺でこれから稽古を重ねて発表できるようにもしたいものです。演劇の最後は『反魂香』のサゲと掛けまして、狙い通りお客様がゾクっとしてくれたことは得も言われぬ心地よさが御座いました。

 

 21歳の頃に落語家に弟子入りしようと本気で考えていました。寄席や師匠方の独演会を聴きに行って魅了されて。今後10年先を想像しました。結果ハコボレで演劇を創りたい気持ちが勝りました。しかし、落語が好きで高座に上がりたい。その欲張りで始めたハコボレ落語研究会。初めは制作の角居に渋られました。しかし「続ける」事を条件に承諾してもらいました。独演会や、落語会と呼ぶにはまだ早いと思いこの名称を。研究会を重ねるごとに落語がどんどん好きになってきています。 

 

 落語の出演お声が御座いましたらどちらにでも伺います。むしろ機会を頂きたいです。イベントスペース、喫茶店、居酒屋、bar、学校、施設など東京、大阪問わずに何処へでも伺います。大学の落研や、俳優が集まる落語会などで落語をさせて貰えたら嬉しいです。

 もしこの記事を読まれてる方に、心当たりのある方がいましたら、お声をかけていただけると幸いです。

 

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 今回の研究会で総合指揮の角居が本公演とは別の喜びを魅せてくれてた。角居が直接お客様の声を聴いて、次回の研究会への確信を持ってくれました。公演を次に繋げたいと想う人が、私ひとりでない。それが嬉しくて。ひとりで始めたハコボレが次々に仲間が増えて、同じ方向へ進む。改めて思うと嬉しくて。感謝致します。

 次回はまだ未定ですが、この夏に第肆回ハコボレ落語研究会をできたらなと。本公演よりも数を重ねてしまっていることに可笑しさを感じますが、ご愛敬ということで。

 

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さて次回は5月に。大阪の最も高い建物。あべのハルカスの中で本公演が御座います。

今週末3月23日24日に出演者を募ります。良い人とひとりでも多く出会いたいです。これから何か起こしたい。立ち上がりたい。演劇を諦めていたけどもう一度やりたい。そんな方々にお会いしたいです。

 

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前田隆成

 

 

 

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