ハコボレ日記

演劇企画ハコボレ 前田隆成のこぼれ話

2019年のご挨拶。

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さて。いつ振りの交信なのだか2019年も終わりますので最後に皆様にごあいさつを。

 

ハコボレは今年は本公演を三本。「落語から演劇」を四本。その他にも文化祭でのイベントや、ライブハウスでの公演。四季を通して多くの「箱」を旅してきました。団体の活動が無い月は無かった。生活として「演劇と生きていく」事に執着した一年でした。それはとても嬉しい事です。

 本年度も応援してくださったお客様。公演を支えてくれた俳優。スタッフの皆様。そして共に走ってくれたハコボレの構成員に深く感謝いたします。色んな景色を一緒に創り、そして観に来ていただきありがとうございました。

 

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 そして今、「演劇をする」その事の難しさを強く噛みしめて文章を書いてます。誰にやってくれと言われるでもなく。自分がしたくて続けているこの生業。演劇で選ばれなかった。俳優として選ばれなかった。これじゃダメだと思って2016年にひとりで立ち上げたハコボレ。はもうすぐ4年目になります。「自分が本気になれる場所を自分で作るんだ!」そう奮起して間違いなく無我夢中で走ってきた。なのに最近は自分が「少し慣れてしまったんじゃないのか?」そう思えて仕方がないのです。

 

 公演の時に仲間と良い喧嘩ができればよかったのだけれど。それにもならない「摩擦」が幾度もあって。「もうお前とは熱くなれない」そう言われたこともありまして。言葉の理由は上に書いた通りたった少しの「慣れ」が原因でしょう。

 公演を打つことに毎回が本気で死ぬ気で作品を生んでいる。が、ほんの少しの「慣れ合い」が己に甘さを生んだんだろうな。そんな事を思います。

 

 「演劇ができる」これはとても嬉しい事です。同時に「ただ演劇をする」事は非常に危ないかもしれません。だからこそ来年は今一度気を引き締めて。これまで以上に執着して高見を目指します。「俺たちには観たい景色があるんだ」今のままでは観たい景色に到達できないから。目標まであと6年。もっともっと厳しい目で活動を続けます。

 

 2020年。出会いと別れを繰り返して少しづつ変わっていく訳で御座いますが、継続と挑戦を恐れずに。誰に何を言われたって。一番の原点である「熱狂的な演劇」をもっと強く願いまして。ご贔屓にしてくださる皆様へ作品を届けれますように。

纏まりが無くて相済みませんが。

最後まで読んでくれたあなたは優しい方です。

ありがとうございます。

 

ハコボレ 主宰 前田隆成

 

 

 

2019年活動記録

hacobore.weebly.com

1月  ハコボレ初の東京公演「はこづめ」 王子小劇場

3月 「落語から演劇」落語演目「反魂香」と演劇演目「たちきり」

4月  西原希蓉美さん×中野バンドさん×ハコボレの【音楽から演劇】

5月  ハコボレ第三回公演「はこがみ」 スペース9

8月  第肆回ハコボレ落語研究会「落語から演劇」

11月 ハコボレ第四回公演「はこしき」浄土宗應典院

    帝塚山大学文化祭イベント「落語から演劇」

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【2020年の活動予定】

浄土宗應典院2F「気づきの広場」にて

新作短編「落語から演劇」落語演目「粗忽長屋」演劇演目「密箱」

出演 前田隆成 大形駿也

詳細

1/16(木)18:30〜19:15
1/18(土)14:30〜15:15

【詳細はこちら】

2020/1/16-19 コモンズフェスタ2020を開催します! – 應典院

【ご予約はこちらから】

www.quartet-online.net

 

ここまで見てくれた貴方は本当に優しいいです。

あなたに2020年いい事がありますように!

良いお年を!

 

まえだ