ハコボレ日記

演劇企画ハコボレ 前田隆成のこぼれ話

ハコボレ第三回公演『はこがみ』を終えて。

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5月31日。充電切れでしばらく休息していましたが、おかげさまで復活しました。交信を再開します。

 

先日5月26日にハコボレ第三回公演『はこがみ』が終演しました。今回も沢山のご来場、まことにありがとうございました。公演も回を重ねてたくさんのご意見を頂けるようになりました。言葉を貰えることはありがたいことで。真摯に受け止めています。

 

面白い感想の一つに「どこにも属さない団体」と言われた。くすぐったかったけど嬉しかった。詳しく聞くと、東京っぽくもなく、大阪っぽくもなく、学生演劇でもない。でも最後には胸が熱くなった。そうそう。そういうのだよな。

私は他の劇団の後追いではない。だからこそ上のような意見がもらえると信じている。『ハコボレ』という道を貫けたらいい。きっとこれからも、いろんな人が我々の作品を細分化して好きに言うと思うがハコボレはハコボレだよ。

 

とは言ったものの、我々の芸の最終決定はお客様に委ねられるもので。もちろん合う、合わないはありますもの。私も難しい作品は良くわからないし、高尚な舞台を観たいなら他所で見ればいい。その中でハコボレは「こっそりと誰かに教えたくなる作品」を目指して進むだけですから。

 

その道中も嬉しいもので。新たな仲間に恵まれて『はこがみ』を終えました。東住吉高校の後輩がスタッフとして参加してくれたり、構成員の教え子や同級生などが手伝ってくれたりと。初めましての方も、旗揚げから一緒に参加してくれている人も。ハコボレに関わる人がどんどん増えて。輪が広がっているのを実感して嬉しくなります。

 

お客様は神様なんて言葉が御座いまして、演劇を製作していると実感します。皆さまが劇場に足を運んで舞台を覗くから、我々が生存できる。当たり前の事ですがこれが奇跡の連続です。ありがたやありがたやと手を合わせます。

 

お客様から頂ける「次回も観に行きたい」と同じで。共演者やスタッフから頂ける「次も作品に関わりたい」その言葉に救われて私は生きていけます。だから私の神様はハコボレを思ってくれている皆さんなのよ。酔ってるわけではありません。お酒は飲めませんので。

 

貴方の神様はどこにいますか?貴方の神様は何を信じますか?

誰かの想いの上で成り立つ日常に意識を巡らせて貰えたなら。

今回の公演のカケラのような物は届いたのではないかなあと。

 

さて、次回のこぼれ話。

現在は6月8日に短い作品を発表するために作品を現在創作中。

また、7月10日と8月末にも『落語から演劇へ』を発表予定。

9月には外部作品に出演予定で、11月にはハコボレの本公演。

 

ずっと演劇の事を考え続けれるのは本当に嬉しい限りで。

今後もハコボレ作品と一緒に旅を続けます。

 

前田隆成

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