ハコボレ日記

演劇企画ハコボレ 前田隆成のこぼれ話

「はこがみ」出演者のこぼれ話①

にほんブログ村 演劇・ダンスブログへ
にほんブログ村

こんにちは。さて公演まで残り6日。

誰かが覗いてくれている事を願ってこの交信を続けます。

今回は「はこがみ」出演者の3人のこぼれ話を。

 

f:id:ryum4821:20190518101014j:plain

それではまず一人目のご紹介。

シンドウミチル(写真右側)

 ハコボレ初の女優さん。初のオーディションでお会いしました。ミチルさんは遊気舎を初めとした関西の劇団を中心に活躍を続ける、キャリアを10年以上重ねた実力者です。「面白そうな若い劇団と上の世代を繋げて血を循環させたい」と話してくれました。そんな上の世代の方がハコボレに興味を持ってこの作品に参加してくれることは嬉しかったです。

 ミチルさんは作品を大切にして、私の描いた役にとても寄り添ってくれています。そしてハコボレの構成員をたくさん褒ます。特に制作の角居についての評価が高く、企画書の明確さや段取りの細かさなど。ハコボレは外枠がきっちりしていると熱く話してくれました。他の劇団運営や舞台製作を通して悔しい想いをいくつも超えてきたミチルさんだからこそ感じることが多いのかもしれません。普段生きてて褒められることが無いので、もう、ああ、嬉しいなあと。思ってしまします。

 稽古場ではお互いに苦しんでいます。ミチルさんは私の言葉や想いを受け取ろうと苦闘し、私は舞台に立つミチルさんの良さをもっと深く引き出したいと戦ってます。これまでの経験を手放した時に出せる力を一緒に探しています。今までの彼女を見た事がある方へ。ハコボレではまだ見た事が無いシンドウミチルに会えると思います。

お楽しみに。

 

f:id:ryum4821:20190513152246j:plain

続いて二人目。

大形駿也(写真中央)

 前回公演「はこづめ」と第参回落語研究会を観てくれて、片山のワークショップにも参加してくれた勉強熱心な人です。彼は現在は殺陣、パントマイム、ジャグリングを修行中という探求心の塊です。

「自分の戦える武器を増やしたい」と、どこまでも追及しようとする姿勢に惹かれるものがありました。「やる」か「やらない」かで、彼は「やる」を選択して行動して飛び込む力がある。そして着実にそれは演技に帰還しています。

 本人は舞台経験が浅いからと不安だと言いますが、その分何も色や癖がついてなくて、飲み込みが早くとても感覚が鋭い俳優です。彼と一緒にしてい事が稽古場でどんどん増えます。大形峻也にしかできない役に脚本を書き直して、俳優として大きな負荷をかけています。それをクリアしてくる彼の姿に稽古場でニヤニヤしてしまいます。

進化し続ける大形峻也を是非見ていただきたい。今後ハコボレ以外でも素晴らしい躍進をすると確信しています。

 

余談。よくオードリーの若林さんに似ていると言われるそうですが、個人的にはTEAM NACSの戸次重幸さんの方が近いかと思っています。

 

f:id:ryum4821:20190518110217j:plain

最後に三人目。岩田光風(写真中央)

ハコボレ最多の出演。3回連続の出演。もうハコボレの舞台には欠かせない存在になってきました。

私は彼と作る演劇が好きです。何が好きなのか。それはきっと私よりも私の作品を信じてくれているからだと思います。創作を進めると「これは面白いのか」と疑心暗鬼になりながら進みます。その時に「この作品が好きです」と素直に言ってくれます。これほど勇気をもらうことはありません。

 そして彼はいつでも元気です。最近は半袖半ズボンの少年のようです。とは言っても180㎝を超える少年は少年なのか疑問ですが。その持ち前の明るさで、稽古場で疲労の表情や弱音を吐いた所を見た事がありません。100パーセントで演劇に挑む姿勢が作品を前へ前へと進めてくれます。機動力が違いますね。

 ハコボレ構成員に聞いても「光風はいいね」と口をそろえて言います。誰よりも楽しんで、のびのびと生きている姿に惹かれますね。さすがバドミントン大阪男子2位の実力者。バネの力が違います。

 そんな岩田光風には「はこづめ」に続いて「はこがみ」この作品では少し関連のある役をお願いしています。彼には今後もやって欲しい役が沢山あるので。今後が楽しみですね。

 

さて、残り6日。本日は通し二回の稽古が御座います。上に書いた通り粒ぞろいの面白い仲間が揃いました。後は作品を仕上げていくだけです。最後まで我々は舞台に捧げて面白さを追求します。

 

もしも今回観に行けない際にも、良かったら一声だけでも応援して頂けると幸いです。

劇場でお待ちしております。

公演の詳細

https://hacobore.weebly.com/  

ご予約はコチラから↓↓

 

ticket.corich.jp

 

それでは明日の交信をお待ちください。

前田隆成