ハコボレ日記

演劇企画ハコボレ 前田隆成のこぼれ話

何と戦っているのか。

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こんばんは。公演中止が決定になり、一晩経ちました。

 

 精神的にこたえたのか、昨晩より熱が出てきまして。頭痛もひどくて今日は布団の中で休んで居ました。一日、何もしないのはどこか負けた気がするので文字を打っています。

 一人暮らしを始めて初めて病気にかかり何かと悲惨なことが続いています。トイレに立つことすら辛い。そしてぼんやりした頭でコロナに感染してるのではないかという疑いが強くなっています。確かに、今月は北海道の釧路にも行きまして飛行機にも乗り。東京では満員電車にもたくさん居合わせて。映画館にも随分通いました「パラサイト」は面白かったです。ウイルス感染の可能性は0ではない。これは私だけでなく日本全員なのではないか。そんな気もします。

 

 さて、演劇界では野田秀樹さんが声明を発表し。演劇関係者は支持をしているのをタイムラインで眺めていました。そこで我々は何と戦っているのだろうと。片方は、演劇やコンサート、イベントは国民のために中止すべきだ。感染の可能性がある以上は中止すべきだ。国民の命が最優先だ。延期すればいいだけだ。対して関係者は、よく言ってくれた。と。賛成の言葉も多い。

 

我々が戦ってるのは何だ。ウイルスか。社会か、政権か。または人なのか。少なくとも私は今は熱と頭痛と戦っている。もうメディアに煽られて、大量にトイレットペーパーを買い込む。嘘の情報で買い占めが起こる。もうどうしようもない。

 

『演劇の死』この言葉をずっと考えている。それは今に始まったことじゃないだろう。演劇はお客様がいなけれ成立しない。お客様も私も社会の中に生きている。その社会が今目の前で壊れている。もうポロポロと崩れているんだ。社会が死んでいくから、演劇をはじめとした文化芸術は死んでいくのだろう。それが悔しくて。何もできない歯がゆさと。戦っている。

 

 

演劇の作者として。私のできることは何だろう。

まずは体調を整えます。みんさまもお大事に。

 

前田隆成