ハコボレ日記

演劇企画ハコボレ 前田隆成のこぼれ話

配信公演「空箱」創作記録②

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こんばんは。隆成です。

 

出来事

8月2日 22時頃から開始したインスタライブ。飛び入りで「はこしき」に出演してくれた俳優の宮本竜治さんに出てもらいました。次回公演の話や年齢に伴う体調の変化。最後は都市伝説まで。雑談を真剣に広げてました。ありがとうございました◎

近々、竜治さんとも配信の創作でご一緒すると思いますので、お楽しみに。

明日も稽古後に配信できたらと思います。

 

 

「空箱」についてのメモ。

 3月頃から社会的に蔓延しだしたウイルスさん。4月の自粛期間中にそれぞれの演劇団体が配信を考え始めて。俳優も芸人さんも各々YouTubeに個人のチャンネルを持ち出し活動するという流れの中。ある先輩の女優さんとお話して「この流れどうよ?私らはお客様の前に立ってなんぼの演劇でしょ。魂売ってるよね」なんて声を聴いた。

 確かに私も一人の演劇屋として、空間を共有できることで繋がれる熱や、暖かい拍手に何度も救われてきた。劇場という空間にいつもワクワクさせられ魅せられてきた。だから配信で演劇を扱うのは抵抗があった。

 しかし2020年。ハコボレは予定していた劇場での公演中止が相次いだ。私は何者でもなくなっていく感覚と自身の存在を肯定できなくなっていた。正直4月あたりが一番苦しかった。

 その時に、劇場「Stage+Plus」さんが立ち上げた2劇団による配信公演の企画。そこに一緒に参加しないかと無名劇団さんからお誘いを頂いた。飢えていたこともあって「やらせてください」と即答した。

 後に「何故ハコボレを選んでくれたのか?」それが気になって無名劇団の島原さんに問い合わせた。すると島原さんは、悩み事があると先輩劇団の「満月動物園」の戒田さんによく相談するそうだ。戒田さんにどの団体が良いかを伺ったところ、ハコボレを「短期間でも責任もって作品を仕上げてくれる」という理由から押して頂いた。戒田さんは今年の1月に行った「密箱」という作品でお世話になった。そこで行った芝居を観てくれていたのだ。とても嬉しかった。

 

私はすぐに「誰が見てるんだ」と視野が狭くなり周りが見えなくなるが、責任を持って挑んだ行動は良くも悪くも「誰かが見てくれている」そう温もりを感じた瞬間だった。

 

考察

だから顔の見えない不特定多数の方に観てもらえる「配信公演」が少し怖いのかもしれない。でも一人でも多くの方に届いて欲しい。そんな両輪を持ってます。

 

公演情報

◎日時

8月15日(土) 15:00/20:00

8月16日(日) 17:00

◎料金:無料

 

■ハコボレのYouTubeアカウントより配信!

ぜひ、チャンネル登録をお願い致します♪

https://www.youtube.com/channel/UC1gPkBvKAqYvBohRbgmDjPw


はこ読み 「夢虫夜」

 

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